後脛骨筋について

後脛骨筋は足首の安定に重要な働きをする筋肉です。

~後脛骨筋の解剖的な簡単な説明~

起始:下腿骨間膜の後面
停止:足の舟状骨と全楔状骨、第2-4の中足骨底部
支配神経:脛骨神経(坐骨神経から分かれた神経です)
作用:足関節の底屈内反

働きとして

後脛骨筋は側部を内側から支える筋肉です。
側部の内側の土踏まずのところにある縦のアーチを作ることに大きな関係があります。

ちなみに後脛骨筋とともに側部を支えているのが腓骨筋という筋肉です。
こちらはまた違う時に書きます。

~後脛骨筋の重要なポイント~

後脛骨筋の筋力が低下すると土踏まずの縦アーチがなくなり偏平足になってしまいます。
偏平足になってしまうと内側のくるぶしの下が腫れて痛みが出たりしてきます。
ひどくなると歩くのがつらくなります。
逆に後脛骨筋が強く働きすぎると土踏まずの縦アーチが高くなってきて、ハイアーチとなってきます。
ハイアーチが続くと、かかとと前足部に圧力がかかるので魚の目ができやすくなったり、ひどくなると足底筋膜炎になったりします。
このように後脛骨筋は側部のバランスにとても重要な働きをしています。

~まとめ~

●後脛骨筋はふくらはぎから足の裏にいく筋肉で、足の土踏まずの縦アーチを作る。
●後脛骨筋が弱くなると偏平足になる。
●後脛骨筋が強く働くとハイアーチになる。

~当院の施術として~


股関節や骨盤の状態を調べます。
その後後脛骨筋が弱化しているのであれば後脛骨筋の筋トレを行います。
働きすぎているのであれば、腓骨筋を強化するトレーニングを行います。
側部の安定は身体のバランスにとても大切です。
(自宅でも簡単にできるトレーニングもお教えしております。)


足の痛みや膝の痛みでお悩みの方はお気軽にご相談を!!

腹横筋について

腹横筋は力こぶ腕の二頭筋や腹筋の中でもお腹を六つに割る腹直筋のようにすごい一般的に知られている筋肉ではありません。
しかし!重要な働きをしています。

解剖学的な腹横筋の説明です。
起始:第7~第12肋骨(下位肋骨)、鼠径靭帯、腸骨稜、胸腰筋膜
停止:腹直筋鞘
支配神経:肋間神経、腸骨下腹神経、腸骨鼠径神経

~腹横筋の働き①~

 腰の安定、腰痛の予防 
腹横筋は四つある腹筋(腹直筋、外腹斜筋、内腹斜筋、腹横筋)の中で一番深いところにある、インナーマッスルです。
お腹をぐるっと包むような形でついているのでコルセットのような働きをしています。
なのでこの筋肉がきちんと働いてくれると腹圧も高まり、腰が安定して腰痛の予防に役立ちます。
見ため的にはお腹のくびれを作ってくれたりもします。
息を吐くときにも働きます。

下は骨盤底筋、上は横隔膜、後ろは多裂筋、横の部分は腹横筋です。
これで人の自前のコルセットというかたちになります。

~腹横筋の働き②~

 膝の痛みへの効果 
お腹のコルセットの筋肉なのに膝への影響?と思いますが、膝にもポイントとなります。
これは関節トレーニングの笹川先生が提唱している考えです。
膝の調子が上がらない多くの人は足の内側の筋肉が弱っていることが多いです。
腹横筋は足の内側についている内転筋と共同して働いているので、腹横筋を鍛えると内転筋が働きやすくなってきます。

人の体っておもしろいですね。
お腹の筋肉と、足の筋肉の関係があるということです。
また、腰が安定するので股関節にも効果があり、さらによくなります

~まとめ~

腹横筋は一番奥についているインナーマッスルの腹筋でコルセットの役割をしていて腰痛に関連があります。
腰が安定するので腰痛に大切!
腰が安定するので股関節にも大切!
足の内転筋と共同して働くのでひざ痛にも大切!

~当院の施術として~

関節トレーニングの笹川先生が提唱している腹横筋内転筋をしっかりと働きかせる施術をしていきます。
そして腹横筋と内転筋をしっかりと働かさせる体操をやっていきます。

筋肉がバランスよく働くことが大切です。
腰や膝のお困りの方はぜひお気軽にご相談ください。

参照:一般社団法人 日本身体運動科学研究所

軟骨と関節について

関節の痛み、放置していませんか?
軟骨と関節についてお伝えします!

 

よく来院する方たちから「関節が痛い」と言われます。
腰や膝が多いです。
また整形外科でレントゲンなどをとると軟骨が減っていると言われる方も多いです。
ここでは関節と軟骨について簡単に説明していきます。

痛いところの構造を知っておくのはよいことです。

まず関節はおおまかに不動関節と可動関節に分けられます。
ここでは可動関節について話していきます。

関節は骨と関節軟骨と関節包からできています。
そして骨の形は関節頭という凸型の部分と関節窩の凹型の組み合わせでできています。
うまくはまるようになっています。

図で見てわかるように関節は関節包に包まれています。
その関節包の内側には滑膜という膜があります。
その滑膜から関節液が分泌されています。
そして滑膜から吸収されます。
なので常に関節の中は新しい滑液(関節液)に満たされている状態です。

滑液(関節液)はとても重要な役割をしています。
骨と骨が滑らかに動くための潤滑油の役割と軟骨に栄養を与える役割をしています。

関節軟骨は骨と骨の表面を覆っているものです。
鶏の足などを食べると出てくる骨の先端のツルツルしたところです。
硝子軟骨と言われます。


骨と言われていますが約90%が水分です。
なので軟骨はクッション性と耐摩耗性に優れています。

関節軟骨は軟骨細胞からできているのですがとても残念なことに神経や血管がないのです。
関節液から栄養をもらって生きています。
なので一度ダメージを受けるとなかなか再生はしてくれません。
血管があって血液の流れがあれば薬なども血液で運ばれて手助けもできるのですが以前に書いた半月板(半月板の記事はこちら)も同じなのですが、血液の流れがないところは再生がしにくいです。

・関節と軟骨についての簡単なまとめですが、まずは関節包に包まれていて、内側は滑膜に覆われている。
・滑膜からは滑液という関節液がでてきて潤滑油の役割と関節軟骨に栄養を与えている。
・関節軟骨は神経と血管がないのでダメージを受けるとなかなか再生しない。

当院の考えとしては

軟骨は再生しずらいものですからそれを70年も80年も使うのは大変なことです。
年齢が行けば行くほど、やはり問題は起きやすくなってしまいます。

けれども軟骨がすり減り、膝や腰や肩が痛いという人もいればすり減らず年齢を重ねても痛くない人もいます。
 
この差を何かを考えることが大切です。

人は仕事や普段の姿勢などで動かしやすい動きと動かしにくい動きがでてきます。
多くは丸まってしまう人が多いです。
いつも体に気を付けてストレッチや適度な運動をしている人は仕事や姿勢の癖は修正されていきますが、なかなかできない人が多いと思います。

動きずらい癖のある体のままだと例えば立っているときに片側の足に体重をかけてしまったり、背中が丸くなり、肩が巻き肩になったりして関節に過剰な負担がかかり軟骨がダメージを受ける原因を作ってしまいます。

体の癖をなるべくなくし、動きやすい状態を作ることで関節や軟骨への負担は軽減されていきます。
動きやすいということはとても大切です。

当院では体の大黒柱の背骨を整えるのに効果的なDRTと体の細かな癖の修正に最適なストレインカウンターストレインを受けられる松戸で唯一の整体院です。

半月板とは

膝の問題でよくいう半月板
そもそも半月板とはどのようなものなのでしょうか?

~目次~
半月板とは
半月板の役割
半月板のかたち
半月板の動き
当院について

 

~半月板とは~
膝の問題でよく言われる半月板損傷や半月板がすり減っているなどがあります。
そもそも半月板とはどのようなものなのでしょうか?
簡単にまとめてみました。

まず膝は太ももの骨の大腿骨と脛の骨の脛骨それと膝のお皿と言われる膝蓋骨、この3つの骨で形成されています。
その大腿骨と脛骨の間に存在するのが半月板です。
骨と骨とが直接当たっていたら痛そうですので間にあります。

~半月板の役割~

半月板は繊維軟骨でできていてクッションのような役割をしています。
体重による負荷を効果的に分散したり運動のジャンプなどの衝撃をうまく分散吸収してくれます。

また膝は人体で一番大きな関節なのですが大腿骨が脛骨に乗っかっているだけの不安定な関節なので半月板は膝の安定性を高める役割もしています。

~半月板のかたち~

半月板は内側と外側の2種類あります。
形はC字型をしています。
構造としては中央の方は薄くて外側の方が厚みのある形をしています。
内側半月板は前が狭くて後ろの方が広い形をしています。
膝の内側側副靭帯に付着しています。

外側半月板はほぼ輪っかのような形をしています。
全部の幅もほぼ同じです。
外側側副靭帯には付着していません。

~半月板の動き~
意外にも半月板はけっこう動きます。
膝を伸ばすと半月板は前にきます。
膝を曲げると半月板は後ろに動きます。
膝を内旋すると内側半月板は前に動いて外側半月板は後ろに動きます。
膝を外旋すると内側半月板は後ろに動いて外側半月板は前に動きます。

これらの動きの中で外側の半月板は膝外側側副靭帯とくっついていないので動きやすくなっているので負担は少ないです。
しかし内側半月板は内側側副靭帯とくっついているので動きが少ないので負担は大きくなります。

このため内側半月板の問題は外側半月板の20倍高いと言われています。
特に膝が外旋したときに内側半月板は一番負担を受けてしまいます。
実は膝が外旋してしまう問題は意外と多かったりします。

股関節周囲の筋肉の問題から起きるknee in toe outや外側の筋肉の問題や骨盤の問題から起きたりする下腿外旋症候群が代表的です。
以前に記事を書いているので興味のある方は読んでみてください。
●下腿外旋症候群の記事はこちら

当院では膝の問題があってもなくても骨盤や股関節の問題をしっかりとチェックするので半月板の問題を予防することができます。
何といっても予防が大切です。
当院では背骨を整えるのに効果の高いDRTと筋肉の細かな調整に適した最新のストレインカウンターストレインを受けられる松戸で唯一の整体院です。

膝蓋下脂肪体炎について

膝の痛み、そのままにしていませんか?
膝蓋下脂肪体炎かもしれません!

~目次~
●膝蓋下脂肪体とは何か
●膝蓋下脂肪体の役割とは
●膝蓋下脂肪体炎の原因とは
●発症のメカニズムについて
●膝蓋下脂肪体炎かどうかの調べ方
●当院の施術としては


~CHECK~
・膝が痛い
・ランニングをすると膝が痛い
・階段の上り下りで膝が痛い
・膝の曲げ伸ばしで膝の全面が痛い

このようなことがある方は膝蓋下脂肪体炎の可能性があるかもしれません。

●膝蓋下脂肪体とは何か

簡単な解剖をしてみます。
膝蓋下脂肪体は膝のお皿(膝蓋骨)と太ももの筋肉の大腿四頭筋の腱である膝蓋腱の下にある脂肪の塊です。

大腿骨、膝蓋骨、脛骨の間に存在しています。

膝蓋下脂肪体は膝の動きによって形が変わります。
膝を曲げた状態では後ろの方に移動して関節の中に入りこんだ形となります。
膝を伸ばした状態だと膝蓋骨とともに引き出されていきます。

●膝蓋下脂肪体の役割とは

・衝撃など、外力を和らげるクッションの役割
・摩擦や刺激から膝を守る役割
・動きをよくする潤滑作用
などがあります。

●膝蓋下脂肪体炎の原因とは

・体重の増加
・打撲などの外傷
・反張膝(膝が過度に伸びている状態)
・膝の障害による二次的な要因(半月板の損傷、変形性膝関節症、膝の手術など)
になります。

●発症のメカニズムについて

転倒などで膝への打撲やランニングやジャンプなどのスポーツでの繰り返しの刺激が続くと膝蓋下脂肪体に細かい傷ができて小出血を起こします。
そうすると炎症が起こり脂肪体が繊維化してきて柔軟性がなくなってきてしまいます。

もともと柔軟性があるので膝の曲げ伸ばしでスムーズに形を変えていたのが柔軟性を失う事で動きづらくなり関節を動かしたときに挟まれるようになって痛みがでてきてしまいます。

●膝蓋下脂肪体炎かどうかの調べ方

膝を90°ぐらいに曲げた状態で膝蓋靭帯の両脇から膝蓋下脂肪体を圧迫します。
そのまま状態で膝を伸ばしていって痛みがでてくると可能性が高いです。とくに伸ばしきるあたりで痛みがでやすいです。

●当院の施術としては

膝蓋下脂肪体もアプローチしますが、膝が過度に伸びている反張膝は足の関節の回内や骨盤の前傾(反り腰)も起こりますし、大腿の前の筋肉の緊張や裏側のハムストリング筋の緊張なども関連が高いです。
そして周囲のリンパの流れなど膝蓋下脂肪体の問題なのですが、関連する部位は多くあります。

体を動きやすくすることで膝の負担を減らしていくのが当院の考えです。
当院は背骨のバランスを整えるのに最適なDRTと大腿のこまかな筋肉の調整に最適な最新のストレインカウンターストレインを受けられる松戸で唯一の整体院です。

knee in toe outについて

knee in toe outって知っていますか!?
膝の痛みがある方!要CHECKです!

~目次~
●膝について
●knee in toe outとはどのような状態なのか!?
●なぜknee in toe outの状態になるのか?
●自分でできることとしては!?
●当院の施術としては?

~CHECK~
・運動すると膝が痛い
・階段の上り下りで膝が痛い
・長時間歩いていると膝が痛む
・靴の内側が減っている
このようなことがある人はknee in toe outかもしれません。

●まず簡単に膝の解剖です。

大まかに膝は腿の骨(大腿骨)と脛の骨(脛骨)で作られる脛骨大腿関節と膝のお皿(膝蓋骨)と大腿骨で作られる膝蓋大腿関節でできています。
膝は大きな関節なのですが、実はあまり安定した関節ではなく、とても不安定な関節です。
そのために内側外側(ないそくがいそく)の側副靭帯や、スポーツ選手がよくケガをする前十字後十字靱帯など多くの靱帯や筋肉で安定させています。

●knee in toe outとはどのような状態なのか!?

膝を曲げたときに膝が内側に入った状態になる(これがknee in)knee(ニー) とは英語で膝ですからね。
膝が内側にはいるからknee in。
そしてつま先に膝に対して外側を向いている、これがtoe out。
toe(トゥー) とは英語でつま先です。つま先が外に向く、だからtoe outです。
このふたつが合わさるのでknee in toe outと呼ばれます。

knee in toe outは膝が捻じれた状態(膝の内側は引き延ばされて外側は潰された状態です)です。
このような状態が続けば膝にいずれ痛みや問題が起こる可能性が高くなってしまいます。

●なぜknee in toe outの状態になるのか?

まず一つ目は回内足(かいないそく)です。

これはかかとの骨が内側に倒れることで足のアーチがなくなって偏平足になっている状態です。
この状態だとknee in toe outの原因になるだけではなく足底筋膜炎やシンスプリント、鵞足炎(がそくえん)などの問題も起きやすくなってしまいます。
また体の動きのパターンから、骨盤の前傾が起こりやすくなり腰痛の原因にもなってしまいます。

二つ目は股関節周囲の筋肉のアンバランスです。

足を曲げたときに、股関節が過剰に内側に入ってしまうのがknee in toe outなので、足を外側にひっぱってくれる筋肉(中殿筋や小殿筋)が、うまく働いていないことになります。
knee in toe outは、膝に痛みが出るので膝の問題かと思うのですが実は股関節と足関節が重要なポイントとなってきます。

●自分でできることとしては!?

偏平足に関しては、タオルギャザーという足底や足の指の筋肉を鍛えることがよいです。
床にタオルを敷いて足の指を使って手繰り寄せることをします。
中殿筋と小殿筋は、筋肉を鍛えるエクササイズをするとよいでしょう。
タオルギャザー、中・小殿筋のエクササイズはYouTubeなどの動画に載っているのでそれを見ながら行うとよいと思います。

●当院の施術としては?

膝の問題でも、股関節や足関節の問題が原因のことが多くあります。
膝だけでなくしっかりと全体を調べて、何が問題かを突き止めて施術します。
当院は背骨のバランスをとるのに最適なDRTと股関節周囲の筋肉のバランス、回内足など細かな問題の解消に適した最新のストレインカウンターストレインテクニックを受けられる松戸で唯一の整体院です。

アキレス腱炎とは

スポーツをしているときにアキレス腱が痛くなったりしませんか?
もしかするとアキレス腱炎かもしれません!


~目次~
●アキレス腱について

●アキレス腱炎について
●自分でできる対処法について
●当院の施術について

 

~CHECK~
・アキレス腱の周りが痛い
・つま先立ちでアキレス腱が痛む
・朝起きて歩いた時にアキレス腱が痛い
・歩いているときにアキレス腱が痛む
このようなことがある人はアキレス腱に問題があるのかもしれません。

アキレス腱とは

ふくらはぎにある腓腹筋(ひふくきん)、ヒラメ筋をかかとの骨に付着させる靭帯で最大の腱です。
しかし靭帯最大の腱なのですが、走行する血管が少なく問題が起きるとなかなか改善しにくい特徴があります。
筋肉が働くとつま先を下に下げる動きが出来ます。
つま先で立つ動きです。

アキレス腱炎とは

アキレス腱や周囲の組織が炎症を起こしている状態を言います。
起こる原因としては主に使い過ぎによるオーバーユースが多いです。

ダッシュやジャンプでの着地や急に止まるストップの動作などのアキレス腱への負担
ふくらはぎの固さ
も関係します。
筋肉に柔軟性が欠けてくると常にアキレス腱に負担がかかってしまいます。

かかとが内側や外側に偏っているのもアキレス腱に過剰な負担がかかるので炎症の起きる原因となってきます。

自分でできる対処法とは

◎まずは休む

痛みがあるのはそれ以上使うと壊れますよという体からのサインでもあるので休むこともとても大切です。

◎ストレッチをする

ふくらはぎだけでなく股関節の周り、腿の裏側(ハムストリング)もしっかりとストレッチをした方がよいです。
また脚の裏も膜でアキレス腱とつながっているのでゴルフボールなどを踏むなどして刺激しておくのも効果があります。

◎アイシングをする

練習前には十分なウォーミングアップと運動後にはアキレス腱へのアイシングも大切です。

当院の施術としては

アキレス腱に痛みの問題が起きているのですが、そこだけの問題ではない場合が多くあります。
痛む方の股関節の動きが悪かったり、腿の前の大腿四頭筋や腿の裏のハムストリング筋の緊張も関連が深いです。

また骨盤の問題で足の長さに違いがあれば、ジャンプなどの着地の際に加わる力は右と左とでは大きな違いが出てきてしまいます。
先ほども書いたように、かかとが内側や外側に偏っているのもアキレス腱に過剰な負担がきてしまいます。

このように同じ痛みであっても様々な原因が考えられます。
痛むところだけではなく体全体をちゃんとチェックすることが大切です。

当院は背骨や骨盤の状態を改善するのに適したDRTと、かかとの傾きや筋肉の固さなどの細かいところにアプローチするのに最適な、最新のストレインカウンターストレインテクニックを受けられる松戸で唯一の整体院です。

ジャンパー膝について

運動をよくする方は注意が必要!?
ジャンパー膝って知っていますか?

~目次~

ジャンパー膝とは何か?
ジャンパー膝の起こるメカニズムについて
当院の施術の考え
自分でできるケアについて

~CHECK~
・膝のお皿の下のあたりが痛む
・ジャンプやダッシュをする運動をよくする
・運動をしているときに膝に痛みがでる
このようなことのある人はジャンパー膝かもしれません。

ジャンパー膝とは何か?

正確には膝蓋靭帯炎(ひざしつがいじんたいえん)といいます。
バスケットボールやバレーボールのようなジャンプをよく行うスポーツやサッカーのようにボールを蹴ったり、ダッシュをよくするスポーツでよく起こるオーバーユース(使い過ぎ)が原因のスポーツ障害です。

ジャンパー膝の起こるメカニズムとは?

ジャンプやダッシュなどの膝の屈伸(曲げ伸ばし)が多いと大腿四頭筋(腿の前の筋肉)が負担を多く受けていきます。
その大腿四頭筋が脛骨(脛の骨についているところ)が膝蓋靭帯炎です。

太腿の筋肉へのスポーツによる過剰な負荷の結果、膝蓋靭帯に組織の小さな損傷が起こり炎症を起こしていきます。
それが痛みの原因です。
よく似た痛みにはオスグッドがあります。
(オスグッドについてはこちら

膝蓋靭帯炎は状態の度合いで4つに分類されています。
レベル1→ プレーの後の痛み
レベル2→ プレーはできるが途中と後で痛む
レベル3→ 常に痛みがあり、プレーに問題がでる
レベル4→ 膝蓋腱の断裂

当院の施術の考えとは

同じようにサッカーやバレーやバスケットボールをやっていても膝蓋靭帯炎になる人とならない人がいます。
不思議ですよね。
それはなぜか?
やはり体のバランス、動きやすさが関わっているからなのです。
体が動かしやすく負担が偏らない状態であれば、同じ動きをしても疲れ方が違いますし、疲れが軽くなるので疲労も早く回復していきます。

体が動かしやすい→疲れが軽い→疲労がたまらない→コンディションがよい

この形がスポーツに限らず何を行うにしても大切です。

膝蓋靭帯炎は股関節の柔軟性や足首の状態がポイントになってきます。
膝は股関節と足首の間にあるので関連が深いです、また当然ですが、股関節や足首は体の土台である骨盤と神経がでていいる背骨の影響を受けます。
体はすべて関わりあって、協力して動いています。

当院では骨盤と背骨の調整にはDRTテクニックと股関節と足首などの細かな調整に最適な最新のストレインカウンターストレインが受けられる松戸で唯一の整体院です。

自分でできるケアとしては?

●まずは使い過ぎなのでまずは休む。
これもとても効果的です。
●運動をする前にお尻周りや大腿四頭筋、ハムストリング筋、内転筋などをしっかりとストレッチする。
●運動後に炎症が起こるので、10分から15分ほどアイシングするのも効果があります。

膝の痛みでお悩みの方はお気軽にご相談ください。

オスグッドについて

膝のお皿の下が痛いということはありませんか?
もしかするとオスグッドかもしれません

~目次~
オスグッドとは何か
オスグッドの起こるメカニズム
症状について
自分でできる対処法
当院の考え

~CHECK~
・運動すると膝のお皿の下が痛い
・膝のお皿の下を押すと痛む
・膝のお皿の下の骨が出てきている
・膝を曲げようとすると痛む
このようなことがある人はオスグッドかもしれません。

オスグッドとは何か?

オスグッドは正式にはオスグッドシュラッター病といいます。
サッカーやバスケットボール、バレーボールのようなジャンプをしたり蹴る動作が多いスポーツでよく起こります。
小学生や中高生の成長期の子供によく起きるスポーツ障害です。

オスグッドの起こるメカニズム

小学生や中高生の脛骨(脛の骨)はまだ成長している時なので、大人の骨とは違い成長するところに成長軟骨(骨端線)があります。
成長軟骨はまだ骨ではなく軟骨なので弱いのです。

膝の場合大腿四頭筋(太ももの前の筋肉)という力のとても強い筋肉があり、その腱(筋肉が骨につくところ)がひざのお皿を介してくっついています。
スポーツでジャンプやキックなどの動作を繰り返すたびに太ももの前の筋肉が縮むのでその腱のついている脛骨を強く引っ張ります。
その力に成長軟骨の部分が耐えられずに剥がれてしまい痛みや脛骨の骨が飛び出してくるのがオスグッドです。

症状としては

最初に書いたようにお皿の下の骨が出てきたりお皿の下を押したときが痛かったりスポーツ時の痛みや歩行や階段の上り下りでも痛むことがあります。

自分でできる対処法

まずはスポーツ障害なので痛みが強い時にはスポーツを控えるこれも大切なことです。
痛みはこれ以上使うと壊れますよというサインです。

次に大腿四頭筋のストレッチです。
軟骨を引っ張っている筋肉が固ければよくないのでストレッチをして柔軟性をつけたほうがよいです。
アイシングで冷やすのも効果的です。
運動をした後痛みが出ているところには、炎症が起こりやすいので10分から15分ほどアイシングなどするとよいでしょう。

当院の施術の考え

同じようにスポーツをしていても、オスグッドになる人とならない人がいます。
また両足ではなく片足だけオスグッドになる人もいます。
それはなぜでしょう。
やはり体のバランスが問題になっているからです。

当院では膝だけを見ることはしません。
オスグッドの膝の痛みは結果だと考えています。
原因ではないと思っています。
オスグッドの人を検査するとほとんどの場合足の長さに違いがあったり背骨の動きに問題があったりします。
この状態だと体が動かしにくい状態となりその結果膝に痛みがでやすくなってきます。


体のバランスをとることで体を動かしやすくして、膝の負担を減らしていきます。
足の長さはその場で変わるので、一緒にきた親御さんに見てもらうとわかりやすく喜んでもらえます。
体は協力して動いているので全体を見るのが大切です。
当院は背骨に動きを付けるDRTと、筋肉の誤作動を解消し骨盤や膝、股関節の問題に最適な最新のストレインカウンターストレインが受けられる松戸で唯一の整体院です。

上腕二頭筋&上腕二頭筋長頭腱炎とは?

巻き肩やスマートフォンをよく使う人要注意!?
上腕二頭筋長頭腱炎になっているかもしれません!


~目次~
上腕二頭筋について
上腕二頭筋長頭腱炎について
上腕二頭筋長頭腱炎かどうかのチェック方法
当院の施術の考え

~CHECK~
・肩の前の方が痛い
・腕を後ろへもっていくと痛い
・ズボンをはいたときに痛む
・肩の前が痛い
・エプロンのしめたりすると肩の前側が痛む

こんなことがある人は二頭筋長頭腱炎かもしれません。

上腕二頭筋とは

言わずと知れた力こぶを作る筋肉です。

筋トレなんかをして男らしい体になるにはこの筋肉は重要なんです。
二頭筋というのは筋肉のスタートが二つあるからです。
三頭筋といえばスタートが三つあるという意味です。

二頭筋のスタートは長頭と短頭に分かれています。
長頭は肩甲骨の関節上結節からスタートして、関節包内、上腕骨結節間溝を通って橈骨にくっつきます。

短頭は肩甲骨の烏口突起からスタートして、同じく橈骨につきます。
働きとして腕を曲げるのと回外(肘90度で固定して手のひらを上に向ける動き)多くのドアノブやねじが右回りに作られているのは、回外の時に上腕二頭筋の強い力が出る方が逆の動きよりも楽だからです。(Wikipediaより)

上腕二頭筋長頭腱炎とは

主に長頭に起こります。
図の①の筋肉です。②は短頭です。長頭は図で見てもわかるようにかなり長い腱です。
そしてかなり狭いところを通っています。

簡単に例えれば狭くごちゃごちゃした道を通るよりは広くて太い道を通る方が楽ですよね。
腱もそれと同じで狭いところを通る方が大変です。
とくにトンネルのような形の結節間溝のところで問題が起こります。
この部分を通る時に腱がこすれて炎症をおこしてしまうのです。

上腕二頭筋長頭腱炎かどうかのテスト法


ヤーガソンテスト
ひじを90度に曲げた状態で、手のひらを下に向けて腕を脇につけます。
そこから手のひらを上に向けるように力をいれます。
検査をする人はその力に抵抗します。
これで痛みがでると二頭筋長頭腱炎の可能性が高いです。

スピードテスト
手のひらを上に向けて、肘を伸ばした状態でバンザイをする形で腕を上にあげてもらいます。
それで検査する人は抵抗します。
それで痛みがでると二頭筋長頭腱炎の可能性が高いです。

どちらも座ってする検査で、痛みのでる場所は肩の前側の結節間溝の部分です。
しかし腕をよく使う運動をしても年齢を重ねても、上腕二頭筋長頭腱炎が起きる人、起きない人がいます。
痛みや問題が起きる人と起きない人の差はなんでしょう。
それはやはり体の使い方の癖や体のバランスが大きく関係しています。

施術の考え

上腕二頭筋長頭腱炎になりやすい人は巻き肩の人が多いです。
デスクワークやパソコンの作業が現代は多いので、かなりの人が猫背ぎみだと思います。
スマートフォンのやりすぎもよくないです。

猫背になると肩の位置が内側に巻いた感じになり巻肩となります。
さきほどもお伝えしたように、二頭筋の腱はかなり狭いところを通っています。
ただでさえ狭い場所を通っているのに、巻き肩で肩の位置が正常でなければより狭く通りにくくなってしまい、こすれて炎症が起きるのです。

猫背と巻き肩にアプローチすることが二頭筋長頭腱炎のポイントとなります。

上腕二頭筋腱炎は、どちかというと楽になるのに時間がかかるのが多いのですが、猫背と巻き肩の問題をなくし、肩が正しい位置にきて腱が滑らかに動くことで早い安定を目指していきます。

当院は猫背の改善に最適なDRTテクニックと、巻き肩などの細かな問題にアプローチする最新のストレイン・カウンターストレインテクニックを両方受けられる松戸でただひとつの整体院です。

肩の痛みでお悩みの方はお気軽にご相談ください。