むくみについて

むくみについて?

体の中でもっともむくみが付きやすいところはやはり脚です。
心臓から一番遠いですし、重力の関係で、不要な水分が下に溜まりやすいからです。心臓から出た血液は全身に酸素や栄養を届けます。
酸素や栄養が届け終わった後は二酸化炭素や不要な老廃物などを回収して、静脈やリンパ管に戻ります。
その時に何かしらの不具合で、リンパや静脈がうまく働かないと戻り切れなかった水分が残ってしまい、それがむくみの原因になってきます。

むくみの原因とは?

戻りずらくなる原因は立ち仕事やデスクワークなどで同じ姿勢をとり続けていると、血液を循環させるための筋肉のポンプがうまく働かなくなりむくみの原因になってきます。

塩分の取りすぎもむくみの原因になります。
塩分をたくさんとると体は体内の塩分濃度を調節しようとして水分をため込むようになります。これもむくみの原因です。

アルコールもむくみの原因になります。
アルコールを多くとると血管が拡張するのでリンパや静脈の働きがうまくいかなくなるので、これも原因となります。

ホルモンも関係しています。
特に女性の場合は、生理前や妊娠中、更年期の時にはホルモンのバランスが変化するので、むくみがでやすくなります。
その他にも冷えや、きつすぎる靴、締め付ける下着や運動不足などもむくみの原因となってきます。

ほとんどのむくみは一過性のもので、寝て朝起きると改善しているものが多いですが、なかなか改善しないものや、むくみが左右対称ではなく、どちらかだけの場合は注意が必要です。
何かしら違う原因が考えられます。
むくみから大きな病気が見つかることも多いので病院への受診をおすすめします。

自分ができる対策とは?

ふくらはぎの筋肉はポンプの役割をしています。
弱ってくるとよくないのでウォーキングなどからはじめて、なるべくエスカレーターやエレベーターではなく階段を利用するとよいと思います。

デスクワークなどで、長時間同じ姿勢を続けているときも、座っているときにつま先やかかとを上げたりすると筋肉のポンプ作用で血液の流れがよくなるので、これも効果的です。
温めるのも効果的ですので、忙しくてもシャワーだけではなく湯舟にゆっくりと浸かるのはリラックス効果もあるのでおすすめです。

インスタント食品やファーストフードなどは塩分が多く入っているので、ほどほどにしてなるべくバランスのよい食事をしましょう。

当院が行う施術としては

通常の施術に加えて、むくみで重要なリンパの流れを改善させていきます。
通常の施術によって筋肉などが緩んだ状態で血液の循環をよくしてからリンパにアプローチをします。

まず左側の鎖骨の部分にある静脈核(リンパの出入り口です)をひらいて流れをよくします。下からリンパがあがってきても、ここの流れが悪いとまた滞ってしまいます。

次に乳糜槽(にゅうびそう)にアプローチします。
リンパはほとんど皮膚の浅いところを流れているのですが、乳糜槽(にゅうびそう)はお腹の奥にあるので、通常のリンパマッサージでは流すことができません。
乳糜槽(にゅうびそう)は上半身と下半身を繋ぐようなもので、下半身のリンパでは最重要ポイントとなります。

ここの流れを改善しなければリンパマッサージなどの効果は半減、もしくは一時的なものになってしまいます。

頭痛について

頭痛とは
頭痛は大きく分けて片頭痛、緊張性の頭痛、群発性の頭痛の三種類があります。

緊張性の頭痛

緊張性の頭痛はもっとも大きく見られる頭痛で、性別や年齢に関係なく起きる可能性がある頭痛です。

起こる原因は?
首や肩の筋肉の緊張で血液の循環が悪くなることで、起こる頭痛です。
精神的なストレスや長時間のデスクワークでの同じ姿勢、スマートフォンのやりすぎでも起こる可能性があります。

特徴は?
頭全体が締め付けられるような痛みのある頭痛です。
朝よりも疲労が溜まった夕方からでることが多い頭痛です。

対策は?
同じ姿勢を長時間続けないようにすることです。
デスクワークで忙しくても30分に一度程度は肩や首など動かしてあげるほうがよいでしょう。温めてあげることも効果的な方法です。

片頭痛

片頭痛は20代から40代の女性に多くみられる頭痛です。

起こる原因は?
理由はよくわかっていないのですが、何かしらの原因で脳の血管が拡張し、それによって神経を刺激して頭痛になります。
精神的なストレスから解放されたときやホルモンの変動などで、血管が広がった時など、あとはチーズやワインなどの食べ物からも起こる場合もあります。

特徴は?
ズキンズキンと脈を打つように痛み、片側だけでなく両側が痛むこともあります。
頭や体を動かすと痛みが悪化する特徴があり、月に1、2回の頻度で起こる場合が多いです。一度頭痛が起こると2日から3日の間持続することが多いです。

対策は?
自分の頭痛がでる傾向とパターンを理解しておくといいでしょう。
食品や生活の習慣などです。
当たり前ですが、寝不足や寝すぎなど避け、規則正しい生活を心がけるのはいいことです。週末のお休みの前の日に寝すぎて頭が痛くなるという方も多いです。
頭痛がおきてしまったら、部屋を暗くして安静にしているほうがよいでしょう。
痛みのある所を冷やしたタオルなどで、冷やすのも効果的です。
入浴などは軽めの方がいいと思われます。

群発性の頭痛

男性に多い頭痛で、1、2か月の間ほぼ同じような時間に起こる頭痛です。

起こる原因は?
理由はまだよくわかっていないのですが、目のすぐ後ろにある血管が拡張し、その周囲を刺激して頭痛がでると考えられています。

特徴は?
痛みとしては目の奥をえぐられるような激しい痛みがでます。
痛みは1時間から2時間でおさまってきます。

対策は?
日頃から規則正しい生活を心がけることが大切です。
頭痛が出ているときはアルコールは控えた方がよいでしょう。

頭痛といっても怖い頭痛があります。
今までに経験したことのないような頭の痛みや手足のしびれ、麻痺やろれつがまわらないなどの状態を伴った頭痛は単なる頭痛ではなく危険ですので、
脳神経外科に受診をおすすめします。

当院の施術方法とは?

体は協力して動いているので頭痛でも肩や首だけを見るのではなく、まずは全体を見ていきます。
全体のバランスを見たのちに、頭痛の場合は1番から6番目の胸椎の問題があればとっていきます。肩こりにも関連が高く、動きが悪い方がとても多いです。

次に肋骨の一番目、第一肋骨をチェックします。
第一肋骨には斜角筋がついているので、頭痛や肩こり、首の痛みなどに関連が深い場所です。
マイナーな筋肉ですが、肩甲舌骨筋にもアプローチをします。
肩や首の問題に関連が深いところです。
次に頸椎の一番目から三番目もとてもポイントになるので見ていきいます。
流れとしては全体のバランスを取り胸椎、肋骨の一番、肩甲舌骨筋、頸椎の三番、二番、一番と施術をしていきます。

そののちにリンパの流れにもアプローチをします。
リンパは体の不要なものを集めて、排出する下水の役割と、細菌などから体を守る免疫の役割をしている大切なところです。

まずリンパの出入り口である、鎖骨のリンパの流れをよくして次に頸部のリンパ節、耳の下にある耳下腺リンパ節、あごの下の顎下リンパ節、あごの下の奥にある
リンパ節にもアプローチします。

リンパの流れを全体に改善することで頭痛がとてもよくなることが多いです。
当院のリンパテクニックはリンパ管を優しくひくことで流れを改善していくので、痛みもなく安心な技術です。

ぎっくり腰について

ぎっくり腰とは

ぎっくり腰とは急性の腰痛のことです。
慢性的な腰の重さやコリやハリ感とは違い、突然に強い痛みがくる感じのものです。
ズボンをはいたり、靴下をはいたり、屈んだりなどの日常の動きで発症します。
咳やくしゃみでもなる人もいます。

ぎっくり腰になる原因とは?

ぎっくり腰は腰部の捻挫です。
いわば怪我をしてしまっているようなものです。
腰を支えるための筋肉や靭帯、椎間板などが損傷して痛めてしまっている状態です。
しかし通常の健康な人が軽く屈んだり、咳やくしゃみなど日常の動作で急激な痛みがくるかといえば、やはりそうではありません。

例外はあるとは思いますが、ほとんどの場合、おそらく日頃から腰のだるさや重さ、何かしらの痛みなどを感じていたと思います。

悪い状態が慢性化してくると自分では、腰の痛みや重さを気づかなくなる場合があります。
常に時限爆弾が腰に入っているようなものです。

それが日常の動作の中で爆発して急激な痛みが出た形だと思います。

自分でできる対処法と注意するべき点とは?

ぎっくり腰は捻挫なので、2、3日は炎症がおきている場合がおおいです。
まずは鎮痛消炎の冷たい湿布などで冷やしたほうが無難だと思います。

足を捻挫したときに温めるよりは冷やしますよね。
それと同じことだと思ってください。
そして楽な姿勢を見つけて2、3日安静にしているほうがよいと思います。

寝ている姿勢では仰向けであれば膝をたてた形で、横向きでは膝にまくらを挟んだりすると楽な感じになることが多いと思います。
早く改善しなければと思い、無理に体操をしたりストレッチをして伸ばしたりすると逆にさらに痛みがでることがあるので要注意です。

お風呂はシャワーなど軽めなものがよく、お酒は飲むのを控えることの方がよいでしょう。
仕事でどうしても動かなければならないときは、市販の腰を保護するベルトなどをするとよいと思います。

冷やしたり安静にしていても、一週間も同じような強い痛みがある場合は、他の原因も考えられますので整形外科などの受診をおすすめいたします。
無理なことをしなければ2、3日で炎症は治まってくるので痛みが和らぐことが多いです。

当院の施術方法とは?

当院の施術としては、ぎっくり腰のための施術をします。
ぎっくり腰は怪我で炎症を伴うので、どんな施術をしても楽にはなりますが、痛みがまったくなくなるのは難しいです。

怪我をして開いた傷口が一瞬にくっ付くのが無理なのと同じことです。
ただ早い回復をさせるために、ぎっくり腰専用の施術をします。

当院では通常であれば、体の状態を改善させるために、仰向け、横向き、うつ伏せとすべての状態をチェックするのですが、ぎっくり腰で痛みがひどい時に体を動かすと
痛みが出てしまうので、なるべく楽な姿勢で負担をかけないように施術をします。
ほぼ横向きでの施術となります。
かなりの痛みがあっても横向きが楽な方が多いです。
そしてポイントを絞って施術をします。

ぎっくり腰は炎症伴う怪我ですので、必要なことをしっかり行って怪我を早く改善する状態を作ります。
怪我の傷口をしっかり見つけて消毒をしてきれいにしてあげるイメージです。
傷口はきれいな方が改善は早いです。
傷口がある程度回復し、つまり痛みが和らいだ後、ぎっくり腰を起こした本当の原因を見つけて施術をします。
慢性化した本当の原因を取り除かないと何度もぎっくり腰を繰り返すことになりかねません。
よくぎっくり腰をすると癖になるということがこれです。

ぎっくり腰の多くは突然痛くなったように感じますが、最初から腰に問題をかかえている場合がとても多いです。
辛い思いをしないためにも日頃から姿勢、とくに座る姿勢に注意したほうがいいです。
痛みや違和感を感じたときは我慢をせずに早めの来院をおすすめします。
こじれる前であれば改善も早いので回数も少なくて済みます。