国際セミナー

遅くなりましたが今月の2日~5日までお休みを頂いて4日間国際セミナーに行ってまいりました。ジョーンズSCSアカデミーのセミナーです。

コロナの影響で2018年以来の開催となり本当に久しぶりでした。やっぱりいろいろと施術の技術は進歩しているので変わっているところが何か所かあり、やっぱり最新の技術を定期的に教えてもらわねばと思いました。

このセミナーの良いところというか大変なところはセミナー終了後に試験が有るところです。それもアメリカのオステオパシーの大学と同じレベルのガチの試験です。前回のセミナーでレベル1は合格しているので今回はレベル2の試験です。

今回もなんとか合格することができホッとしました。このセミナーは定期的に行われるセミナーで次回は再来年に行われると思います。その時も試験が有るのでなんとか合格できるように日頃から技術の向上に励もうと思います。

こちらがその合格証、なんかにやけてしまいます。来院してくれる方はよくわからないと思いますが早速飾ろうと思います。

腓骨筋について

腓骨筋は足首の安定に重要な働きをしている筋肉です。
特に足の裏、踵(かかと)、足の小指、アキレス腱の”嫌な感じ”や困りごとに重要です。

腓骨筋の簡単な解剖の説明です。
腓骨筋は長腓骨筋と短腓骨筋のふたつがあります。

■長腓骨筋■
起始:腓骨上部、外側面
停止:内側楔状骨第一中足骨底

■短腓骨筋■
起始:腓骨下部外側面
停止:第五中足骨粗面
支配神経:浅腓骨神経
働き:足の底曲、外反

働きとしては・・・
腓骨筋は足首を外側から支える筋肉です。
足部の外側の縦アーチを作ることに関係があります。

ちなみにこの腓骨筋とともに側部を支えているのが後脛骨筋、こちらは内側(ないそく)のアーチを作る働きをしています。

腓骨筋が重要な理由は・・・
腓骨筋の働きは外反なので、内側の縦アーチを正常に保つ働きをしています。
腓骨筋が筋力低下をしていくと縦のアーチが制御できなくなり、ハイアーチの形になってきます。

ハイアーチになると踵や前足部に強い力が加わるので魚の目やタコの目ができやすくなったり、内側のアーチだけ高くなるので、小指の方に力がかかりやすくなり、小指に痛みが出たり、足の外側に体重がかかりやすくなるので捻挫もしやすくなったりします。

ひどくなると足底筋膜炎になったりもします。

内側の縦アーチは後脛骨筋で支えられているので腓骨筋と後脛骨筋のバランスがとれていることが、足の安定には重要となります。

~まとめ~

腓骨筋は足首を外側から支えている筋肉。

側部の外側の縦アーチを作る。

筋力が低下すると内側の縦アーチが強くなり、ハイアーチになってしまう。

ハイアーチになるとタコや魚の目ができやすくなり、踵や足の裏、小指の痛みなどがでてくる。

~当院の施術として~
足首だけを見るのではなく、骨盤と股関節の状態を調べます。
その後腓骨筋の筋力をあげるトレーニングを行います。
その場で変化が起こることも多いです。

足の裏や踵や足の小指、アキレス腱などの嫌な感じや困ったことがありましたらお気軽にご相談ください。