S状結腸と腰痛について

腰の痛みがなかなかとれない・・・
ただの腰痛じゃないかもしれません!

~目次~

S状結腸とは
S状結腸と腰痛の関係とは
S状結腸が働きづらくなる理由とは

~CHECK~
☑腰の痛みがなかなかとれない
☑色々試したけど腰がスッキリとしない
☑腰がずっと重くて辛い

そんな慢性的な腰の痛みはS状結腸が関係しているかもしれません。

S状結腸とは

大腸の中の結腸に属していて、その中で一番下になるところです。

上は下行結腸に続いていて、下は直腸とつながっています。
個体差はありますが、長さは約45センチほどで左大腰筋の前側で小骨盤縁から始まり、第3仙椎(せんつい)あたりで、正中線に向かって、大ざっぱなS字に湾曲して直腸につながります。

完全に腹膜に包まれていて、S状結腸間膜をもち骨盤壁に結合されているが稼動性はかなり大きいです。
便が溜まりやすいところで、便秘による刺激で痛みがおきることがあります。
※日本大百科全書(ニッポニカ)より

S状結腸と腰痛の関係とは


図で見てもわかるようにS状結腸は骨盤の奥にあり、仙腸関節の近くを通っています。
骨盤の歪みなどの問題は、仙腸関節の問題が多く関連しています。
そして腰の痛みに関連することの多い筋肉の腸腰筋、大腰筋の両方の近くも通っています。
両方の筋肉の問題は両方の腰方形筋にも影響をおこしていきます。

S状結腸は位置的に腰痛に深い関連がある部位を通っているのです。
S状結腸が便秘などでうまく働かないと、やはり腰痛が起こりやすくなってしまいます。

当院は内臓のテクニックも学んでいるので、S状結腸に優しくアプローチをすることができます。

S状結腸が働きづらくなる理由とは

腸内環境の悪化からくる便秘です。
腸内には善玉菌、悪玉菌、日和見菌(ひよりみきん)の三種があり、それでバランスをとっています。
その中で一番多いのは日和見菌で次に善玉菌、最後に悪玉菌となります。

理想の比率は
善玉菌:日和見菌:悪玉菌=2:7:1 です。

何かしらの原因でこのバランスが崩れて、悪玉菌が増えると腸内の環境は悪化してしまいます。
腸は最近腸内フローラなどと言われ、免疫に大きく関連しています。
腸が元気でないと体は不調になりやすいのです。

腸が不調にならないためにも、規則正しいバランスのとれた食事、キノコやイモ類、野菜などの食物繊維を多く含む食べ物を摂る、適度な運動は腸の刺激になるので大切です。

もしS状結腸が関連していると思ったらお気軽にご連絡ください。

右肩こりについて

肩こりをそのまま放置していませんか?
もしかしたらただの肩こりじゃないかもしれません!

~目次~

肝臓とは?
肝臓の調子が落ちてしまう原因とは?
肝臓と右肩右首との関連とは?


~CHECK~

☑右の肩が痛む、凝る
☑右の背中が痛む、凝る
☑右の首が痛む、凝る
☑左は大丈夫だけど右肩、首の調子がいつも悪い
こんな感じがある人は肝臓が関連している問題かもしれません。

肝臓とは?

人間の中で一番大きい内臓でいわゆるレバーというもので、フォアグラなんかもレバーです。
重さとして1キロ~1.5キロあると言われています。
体の右側にあって、右側の肋骨の中に入っている形で収まっています。
その情報には呼吸に重要な横隔膜があります。
働きとしては500種以上の働きを持っていると言われています。
その中で代表的なものを上げると

『栄養を変化させ蓄えておく役割』
食べたものの栄養を利用しやすい形に変えて溜めておきます。
ブドウ糖をグリコーゲンに変えておくのがわかりやすい例です。

『胆汁を作る役割』
脂肪などの油はそのままだとうまく体に吸収することができないので、胆汁という消化液で吸収しやすくしたりしています。
この作用は乳化と呼ばれています。

『毒の中和の役割』
お酒のアルコールやタバコのニコチン、そして疲れると出る有名な物質乳酸を処理してくれています。
そしてその乳酸よりももっと強い疲労感を出すアンモニア、このアンモニアも主に肝臓が処理をしてくれています。

肝臓の調子が悪くなると、疲労感がすごく出るのはこのようなことからです。

肝臓の調子が落ちてしまう原因とは?

肝臓の調子が落ちてしまう原因とは、当然ですが飲酒。飲みすぎは体に毒です。
肥満、脂肪肝になりやすくなってしまいます。
肝臓がフォアグラのような状態はよくないのです。

次にストレスです。
ストレスなどでも肝臓に負担がかかってしまいます。
肝臓はとても強い臓器ですが、働き過ぎるとやはり疲れてしまいます。

肝臓と右肩右首との関連とは?

肝臓が疲れてくると肝臓の周りが固くなってきます。
内臓も膜で体とつながっています。
体を捻ったり腕を上げたりするときに、内臓もそれとともに一緒に動いています。

肝臓が疲れて回りの膜が固くなってくると、体を捻ったり腕を上げたりしたときに、肝臓がその動きについてこなくなってしまいます。

肝臓は1キロ~1.5キロもあるので右の肩や首の筋肉は1キロ~1.5キロの重りをつけて動いている感じになります。
重たい重りをつけてずっと生活をしていれば、右側の肩や首背中の問題がでるのは当然です。