腹横筋について

腹横筋は力こぶ腕の二頭筋や腹筋の中でもお腹を六つに割る腹直筋のようにすごい一般的に知られている筋肉ではありません。
しかし!重要な働きをしています。

解剖学的な腹横筋の説明です。
起始:第7~第12肋骨(下位肋骨)、鼠径靭帯、腸骨稜、胸腰筋膜
停止:腹直筋鞘
支配神経:肋間神経、腸骨下腹神経、腸骨鼠径神経

~腹横筋の働き①~

 腰の安定、腰痛の予防 
腹横筋は四つある腹筋(腹直筋、外腹斜筋、内腹斜筋、腹横筋)の中で一番深いところにある、インナーマッスルです。
お腹をぐるっと包むような形でついているのでコルセットのような働きをしています。
なのでこの筋肉がきちんと働いてくれると腹圧も高まり、腰が安定して腰痛の予防に役立ちます。
見ため的にはお腹のくびれを作ってくれたりもします。
息を吐くときにも働きます。

下は骨盤底筋、上は横隔膜、後ろは多裂筋、横の部分は腹横筋です。
これで人の自前のコルセットというかたちになります。

~腹横筋の働き②~

 膝の痛みへの効果 
お腹のコルセットの筋肉なのに膝への影響?と思いますが、膝にもポイントとなります。
これは関節トレーニングの笹川先生が提唱している考えです。
膝の調子が上がらない多くの人は足の内側の筋肉が弱っていることが多いです。
腹横筋は足の内側についている内転筋と共同して働いているので、腹横筋を鍛えると内転筋が働きやすくなってきます。

人の体っておもしろいですね。
お腹の筋肉と、足の筋肉の関係があるということです。
また、腰が安定するので股関節にも効果があり、さらによくなります

~まとめ~

腹横筋は一番奥についているインナーマッスルの腹筋でコルセットの役割をしていて腰痛に関連があります。
腰が安定するので腰痛に大切!
腰が安定するので股関節にも大切!
足の内転筋と共同して働くのでひざ痛にも大切!

~当院の施術として~

関節トレーニングの笹川先生が提唱している腹横筋内転筋をしっかりと働きかせる施術をしていきます。
そして腹横筋と内転筋をしっかりと働かさせる体操をやっていきます。

筋肉がバランスよく働くことが大切です。
腰や膝のお困りの方はぜひお気軽にご相談ください。

参照:一般社団法人 日本身体運動科学研究所

膝蓋下脂肪体炎について

膝の痛み、そのままにしていませんか?
膝蓋下脂肪体炎かもしれません!

~目次~
●膝蓋下脂肪体とは何か
●膝蓋下脂肪体の役割とは
●膝蓋下脂肪体炎の原因とは
●発症のメカニズムについて
●膝蓋下脂肪体炎かどうかの調べ方
●当院の施術としては


~CHECK~
・膝が痛い
・ランニングをすると膝が痛い
・階段の上り下りで膝が痛い
・膝の曲げ伸ばしで膝の全面が痛い

このようなことがある方は膝蓋下脂肪体炎の可能性があるかもしれません。

●膝蓋下脂肪体とは何か

簡単な解剖をしてみます。
膝蓋下脂肪体は膝のお皿(膝蓋骨)と太ももの筋肉の大腿四頭筋の腱である膝蓋腱の下にある脂肪の塊です。

大腿骨、膝蓋骨、脛骨の間に存在しています。

膝蓋下脂肪体は膝の動きによって形が変わります。
膝を曲げた状態では後ろの方に移動して関節の中に入りこんだ形となります。
膝を伸ばした状態だと膝蓋骨とともに引き出されていきます。

●膝蓋下脂肪体の役割とは

・衝撃など、外力を和らげるクッションの役割
・摩擦や刺激から膝を守る役割
・動きをよくする潤滑作用
などがあります。

●膝蓋下脂肪体炎の原因とは

・体重の増加
・打撲などの外傷
・反張膝(膝が過度に伸びている状態)
・膝の障害による二次的な要因(半月板の損傷、変形性膝関節症、膝の手術など)
になります。

●発症のメカニズムについて

転倒などで膝への打撲やランニングやジャンプなどのスポーツでの繰り返しの刺激が続くと膝蓋下脂肪体に細かい傷ができて小出血を起こします。
そうすると炎症が起こり脂肪体が繊維化してきて柔軟性がなくなってきてしまいます。

もともと柔軟性があるので膝の曲げ伸ばしでスムーズに形を変えていたのが柔軟性を失う事で動きづらくなり関節を動かしたときに挟まれるようになって痛みがでてきてしまいます。

●膝蓋下脂肪体炎かどうかの調べ方

膝を90°ぐらいに曲げた状態で膝蓋靭帯の両脇から膝蓋下脂肪体を圧迫します。
そのまま状態で膝を伸ばしていって痛みがでてくると可能性が高いです。とくに伸ばしきるあたりで痛みがでやすいです。

●当院の施術としては

膝蓋下脂肪体もアプローチしますが、膝が過度に伸びている反張膝は足の関節の回内や骨盤の前傾(反り腰)も起こりますし、大腿の前の筋肉の緊張や裏側のハムストリング筋の緊張なども関連が高いです。
そして周囲のリンパの流れなど膝蓋下脂肪体の問題なのですが、関連する部位は多くあります。

体を動きやすくすることで膝の負担を減らしていくのが当院の考えです。
当院は背骨のバランスを整えるのに最適なDRTと大腿のこまかな筋肉の調整に最適な最新のストレインカウンターストレインを受けられる松戸で唯一の整体院です。

オスグッドについて

膝のお皿の下が痛いということはありませんか?
もしかするとオスグッドかもしれません

~目次~
オスグッドとは何か
オスグッドの起こるメカニズム
症状について
自分でできる対処法
当院の考え

~CHECK~
・運動すると膝のお皿の下が痛い
・膝のお皿の下を押すと痛む
・膝のお皿の下の骨が出てきている
・膝を曲げようとすると痛む
このようなことがある人はオスグッドかもしれません。

オスグッドとは何か?

オスグッドは正式にはオスグッドシュラッター病といいます。
サッカーやバスケットボール、バレーボールのようなジャンプをしたり蹴る動作が多いスポーツでよく起こります。
小学生や中高生の成長期の子供によく起きるスポーツ障害です。

オスグッドの起こるメカニズム

小学生や中高生の脛骨(脛の骨)はまだ成長している時なので、大人の骨とは違い成長するところに成長軟骨(骨端線)があります。
成長軟骨はまだ骨ではなく軟骨なので弱いのです。

膝の場合大腿四頭筋(太ももの前の筋肉)という力のとても強い筋肉があり、その腱(筋肉が骨につくところ)がひざのお皿を介してくっついています。
スポーツでジャンプやキックなどの動作を繰り返すたびに太ももの前の筋肉が縮むのでその腱のついている脛骨を強く引っ張ります。
その力に成長軟骨の部分が耐えられずに剥がれてしまい痛みや脛骨の骨が飛び出してくるのがオスグッドです。

症状としては

最初に書いたようにお皿の下の骨が出てきたりお皿の下を押したときが痛かったりスポーツ時の痛みや歩行や階段の上り下りでも痛むことがあります。

自分でできる対処法

まずはスポーツ障害なので痛みが強い時にはスポーツを控えるこれも大切なことです。
痛みはこれ以上使うと壊れますよというサインです。

次に大腿四頭筋のストレッチです。
軟骨を引っ張っている筋肉が固ければよくないのでストレッチをして柔軟性をつけたほうがよいです。
アイシングで冷やすのも効果的です。
運動をした後痛みが出ているところには、炎症が起こりやすいので10分から15分ほどアイシングなどするとよいでしょう。

当院の施術の考え

同じようにスポーツをしていても、オスグッドになる人とならない人がいます。
また両足ではなく片足だけオスグッドになる人もいます。
それはなぜでしょう。
やはり体のバランスが問題になっているからです。

当院では膝だけを見ることはしません。
オスグッドの膝の痛みは結果だと考えています。
原因ではないと思っています。
オスグッドの人を検査するとほとんどの場合足の長さに違いがあったり背骨の動きに問題があったりします。
この状態だと体が動かしにくい状態となりその結果膝に痛みがでやすくなってきます。


体のバランスをとることで体を動かしやすくして、膝の負担を減らしていきます。
足の長さはその場で変わるので、一緒にきた親御さんに見てもらうとわかりやすく喜んでもらえます。
体は協力して動いているので全体を見るのが大切です。
当院は背骨に動きを付けるDRTと、筋肉の誤作動を解消し骨盤や膝、股関節の問題に最適な最新のストレインカウンターストレインが受けられる松戸で唯一の整体院です。