後脛骨筋について

後脛骨筋は足首の安定に重要な働きをする筋肉です。

~後脛骨筋の解剖的な簡単な説明~

起始:下腿骨間膜の後面
停止:足の舟状骨と全楔状骨、第2-4の中足骨底部
支配神経:脛骨神経(坐骨神経から分かれた神経です)
作用:足関節の底屈内反

働きとして

後脛骨筋は側部を内側から支える筋肉です。
側部の内側の土踏まずのところにある縦のアーチを作ることに大きな関係があります。

ちなみに後脛骨筋とともに側部を支えているのが腓骨筋という筋肉です。
こちらはまた違う時に書きます。

~後脛骨筋の重要なポイント~

後脛骨筋の筋力が低下すると土踏まずの縦アーチがなくなり偏平足になってしまいます。
偏平足になってしまうと内側のくるぶしの下が腫れて痛みが出たりしてきます。
ひどくなると歩くのがつらくなります。
逆に後脛骨筋が強く働きすぎると土踏まずの縦アーチが高くなってきて、ハイアーチとなってきます。
ハイアーチが続くと、かかとと前足部に圧力がかかるので魚の目ができやすくなったり、ひどくなると足底筋膜炎になったりします。
このように後脛骨筋は側部のバランスにとても重要な働きをしています。

~まとめ~

●後脛骨筋はふくらはぎから足の裏にいく筋肉で、足の土踏まずの縦アーチを作る。
●後脛骨筋が弱くなると偏平足になる。
●後脛骨筋が強く働くとハイアーチになる。

~当院の施術として~


股関節や骨盤の状態を調べます。
その後後脛骨筋が弱化しているのであれば後脛骨筋の筋トレを行います。
働きすぎているのであれば、腓骨筋を強化するトレーニングを行います。
側部の安定は身体のバランスにとても大切です。
(自宅でも簡単にできるトレーニングもお教えしております。)


足の痛みや膝の痛みでお悩みの方はお気軽にご相談を!!

軟骨と関節について

関節の痛み、放置していませんか?
軟骨と関節についてお伝えします!

 

よく来院する方たちから「関節が痛い」と言われます。
腰や膝が多いです。
また整形外科でレントゲンなどをとると軟骨が減っていると言われる方も多いです。
ここでは関節と軟骨について簡単に説明していきます。

痛いところの構造を知っておくのはよいことです。

まず関節はおおまかに不動関節と可動関節に分けられます。
ここでは可動関節について話していきます。

関節は骨と関節軟骨と関節包からできています。
そして骨の形は関節頭という凸型の部分と関節窩の凹型の組み合わせでできています。
うまくはまるようになっています。

図で見てわかるように関節は関節包に包まれています。
その関節包の内側には滑膜という膜があります。
その滑膜から関節液が分泌されています。
そして滑膜から吸収されます。
なので常に関節の中は新しい滑液(関節液)に満たされている状態です。

滑液(関節液)はとても重要な役割をしています。
骨と骨が滑らかに動くための潤滑油の役割と軟骨に栄養を与える役割をしています。

関節軟骨は骨と骨の表面を覆っているものです。
鶏の足などを食べると出てくる骨の先端のツルツルしたところです。
硝子軟骨と言われます。


骨と言われていますが約90%が水分です。
なので軟骨はクッション性と耐摩耗性に優れています。

関節軟骨は軟骨細胞からできているのですがとても残念なことに神経や血管がないのです。
関節液から栄養をもらって生きています。
なので一度ダメージを受けるとなかなか再生はしてくれません。
血管があって血液の流れがあれば薬なども血液で運ばれて手助けもできるのですが以前に書いた半月板(半月板の記事はこちら)も同じなのですが、血液の流れがないところは再生がしにくいです。

・関節と軟骨についての簡単なまとめですが、まずは関節包に包まれていて、内側は滑膜に覆われている。
・滑膜からは滑液という関節液がでてきて潤滑油の役割と関節軟骨に栄養を与えている。
・関節軟骨は神経と血管がないのでダメージを受けるとなかなか再生しない。

当院の考えとしては

軟骨は再生しずらいものですからそれを70年も80年も使うのは大変なことです。
年齢が行けば行くほど、やはり問題は起きやすくなってしまいます。

けれども軟骨がすり減り、膝や腰や肩が痛いという人もいればすり減らず年齢を重ねても痛くない人もいます。
 
この差を何かを考えることが大切です。

人は仕事や普段の姿勢などで動かしやすい動きと動かしにくい動きがでてきます。
多くは丸まってしまう人が多いです。
いつも体に気を付けてストレッチや適度な運動をしている人は仕事や姿勢の癖は修正されていきますが、なかなかできない人が多いと思います。

動きずらい癖のある体のままだと例えば立っているときに片側の足に体重をかけてしまったり、背中が丸くなり、肩が巻き肩になったりして関節に過剰な負担がかかり軟骨がダメージを受ける原因を作ってしまいます。

体の癖をなるべくなくし、動きやすい状態を作ることで関節や軟骨への負担は軽減されていきます。
動きやすいということはとても大切です。

当院では体の大黒柱の背骨を整えるのに効果的なDRTと体の細かな癖の修正に最適なストレインカウンターストレインを受けられる松戸で唯一の整体院です。

半月板とは

膝の問題でよくいう半月板
そもそも半月板とはどのようなものなのでしょうか?

~目次~
半月板とは
半月板の役割
半月板のかたち
半月板の動き
当院について

 

~半月板とは~
膝の問題でよく言われる半月板損傷や半月板がすり減っているなどがあります。
そもそも半月板とはどのようなものなのでしょうか?
簡単にまとめてみました。

まず膝は太ももの骨の大腿骨と脛の骨の脛骨それと膝のお皿と言われる膝蓋骨、この3つの骨で形成されています。
その大腿骨と脛骨の間に存在するのが半月板です。
骨と骨とが直接当たっていたら痛そうですので間にあります。

~半月板の役割~

半月板は繊維軟骨でできていてクッションのような役割をしています。
体重による負荷を効果的に分散したり運動のジャンプなどの衝撃をうまく分散吸収してくれます。

また膝は人体で一番大きな関節なのですが大腿骨が脛骨に乗っかっているだけの不安定な関節なので半月板は膝の安定性を高める役割もしています。

~半月板のかたち~

半月板は内側と外側の2種類あります。
形はC字型をしています。
構造としては中央の方は薄くて外側の方が厚みのある形をしています。
内側半月板は前が狭くて後ろの方が広い形をしています。
膝の内側側副靭帯に付着しています。

外側半月板はほぼ輪っかのような形をしています。
全部の幅もほぼ同じです。
外側側副靭帯には付着していません。

~半月板の動き~
意外にも半月板はけっこう動きます。
膝を伸ばすと半月板は前にきます。
膝を曲げると半月板は後ろに動きます。
膝を内旋すると内側半月板は前に動いて外側半月板は後ろに動きます。
膝を外旋すると内側半月板は後ろに動いて外側半月板は前に動きます。

これらの動きの中で外側の半月板は膝外側側副靭帯とくっついていないので動きやすくなっているので負担は少ないです。
しかし内側半月板は内側側副靭帯とくっついているので動きが少ないので負担は大きくなります。

このため内側半月板の問題は外側半月板の20倍高いと言われています。
特に膝が外旋したときに内側半月板は一番負担を受けてしまいます。
実は膝が外旋してしまう問題は意外と多かったりします。

股関節周囲の筋肉の問題から起きるknee in toe outや外側の筋肉の問題や骨盤の問題から起きたりする下腿外旋症候群が代表的です。
以前に記事を書いているので興味のある方は読んでみてください。
●下腿外旋症候群の記事はこちら

当院では膝の問題があってもなくても骨盤や股関節の問題をしっかりとチェックするので半月板の問題を予防することができます。
何といっても予防が大切です。
当院では背骨を整えるのに効果の高いDRTと筋肉の細かな調整に適した最新のストレインカウンターストレインを受けられる松戸で唯一の整体院です。

足の裏の痛み、かかとの痛みについて

足の疲れと思って足の痛みそのままにしていませんか?

~目次~
足の痛みについて
●当院の施術の考えとは?
●なぜ痛くなるのか?
●長時間の立ち仕事での対策
●硬くなったふくらはぎの対策

足の裏の痛みやかかとの痛みは一般に足底筋膜炎や足底腱膜炎といわれているものです。

・朝の歩きだしが痛い
・長い時間の立ち仕事で痛くなる
・歩いている時に足の裏が痛い
・長い時間座った後歩くときに足の裏が痛む
このようなことがある人は足底に問題があるかもしれません。

当院の施術の考えとは?

足の裏が痛いからといって足の裏だけを見ることだけはしません。
足の裏だけ調整しても変化が少ないと思うからです。

例えば来院した方を調べると足の長さが違う場合が多いです。
となると足の体重のかかり方が変わってきてしまいます。
これも足の痛みの原因となります。

また骨盤が前傾(反り腰)になると、足首は傾いて偏平足になりやすくなります。
こちらも足の痛みの原因となります。
また股関節やふくらはぎの固さも足首の問題となり、足の痛みに関連が出ます。
同じ痛みでも原因はさまざまです。
痛みは結果で原因は違うことも多いです

足の問題でも全体をしっかりと検査して背骨、骨盤、股関節などをしっかり施術していきます。
当院は背骨と骨盤を整えるDRTテクニックと筋肉の誤作動を解除する最新のストレイン・カウンターストレインテクニックを受けられる松戸で唯一の施術院です。

まずは簡単に足の構造についてです。
足の裏には歩いていてもクッションになるようにアーチがあります。
ショックを吸収するようにスプリングのような感じです。

足底の筋膜はかかとから扇状に広がって足の付け根につくことで、このアーチを維持する役割をしています。
このアーチに問題が起きると足の裏やかかとが痛くなったりします。

なぜ痛くなるのか?

一般によくあるのが、ランニングなどで繰り返し足底に刺激が入って痛みがでてきます。
つまりは使い過ぎです。
この場合はやはり休むのが一番になってきます。
またランニングする前にしっかりとストレッチをしてから走るのも予防となります。

長時間の立ち仕事
こちらも原因となります。
疲労も大きな原因です。
けれどもこちらも仕事。休むわけにはいかないので困ります。

対策としては?
足の疲れを早くとるために、脚の裏をテニスのボールやサランラップの芯などでコロコロと刺激をするのもよいでしょう。
ただしやりすぎはダメです。
強くやり過ぎたりしては逆効果です。
気持ちのよい感じで5分くらいで十分です。

硬くなったふくらはぎ
長い時間の立ち仕事はふくらはぎが固くなりやすいです。
足の裏の痛みとふくらはぎの固さや緊張はとても関連が深いです。
ふくらはぎの筋肉はアキレス腱でかかとの骨についています。

そして足底筋膜もかかとの骨から足の指先まで伸びています。
同じかかとの骨についているので連動している感じです。

対策としては?
ふくらはぎをストレッチやボールなどを使ってゆるめてあげると足首の動きもよくなりますし、連動している足底筋膜にも効果があります。
ストレッチやゆるめるやり方はYOUTUBEなどにでているので我流ではなくしっかりと見てからやりましょう。

靴の問題

高すぎるハイヒールや先のとがった靴などはやはり足の問題を起こす原因です。
今はシューフィッターの方もいるので、自分にあった靴を選ぶのが大切です。