ハンター管症候群とは
膝やふくらはぎの内側あたりの嫌な感じや痛みに関連が深いハンター管の説明です。
ハンター管とは何か?
ハンター管とは本来は内転筋管と呼ばれます。
腿に付着している長内転筋、大内転筋、内側広筋、縫工筋という4つの筋肉で作られているトンネルのようなものです。
場所としては膝の内側のやや上にあります。
このハンター管には大腿静脈、大腿動脈、伏在神経が通っています。
この伏在神経がポイントとなってきます。
伏在神経は大腿神経の最も長い知覚神経で膝の内側とふくらはぎの内側の知覚(感覚)を支配しています。
なのでこの神経の通り道が邪魔されたりして、問題が起きると膝の内側やふくらはぎの内側に嫌な感じが出てきてしまいます。
ハンター管に問題が起こるのはなぜ?
ハンター管は大内転筋、長内転筋、内側広筋、縫工筋という4つの筋肉でできたトンネルです。
筋肉は使いすぎや悪い姿勢の習慣などで疲労がたまってくると、筋肉が固く緊張してきます。
そうなると筋肉でつくられたトンネルは狭くなってしまい、伏在神経が圧迫を受けて問題がおきてくるわけです。
まとめ
●ハンター管は大内転筋、長内転筋、内側広筋、縫工筋から筋肉のトンネル。
●伏在神経がトンネルの中を通っているので疲労や姿勢の問題などでトンネルが狭くなると神経が圧迫される。
●伏在神経は知覚神経なので運動的な麻痺は出ずにひざの内側、ふくらはぎの内側に嫌な感じや痛みがでてくる。
当院の施術として
当院では痛い膝だけを見ることはいたしません。
足は骨盤についているので、
骨盤に左右で差がないのか。
股関節の左右差はないか。
肩の高さなどに差はないか。
などをチェックしていきます。
伏在神経は腰椎、腰の骨から出ているので、腰椎の動きも調べます。
全体の動きを調べることが大切です。